2017年オバサンの読んだ本ベスト3

私が本を読む時間は2つ。電車の中。そしてテレビでテニス観戦中。

テニス観戦が昔から大好き。初めて全豪や全仏を見た時は感動。まさかテレビで全仏を見られる日が来ようとは。

あれから十数年。錦織選手のお陰でマスターズまで見られる日々。

テニスの試合ってプレイしない時間も多い。ポイント間とかコートチェンジとか。その分刻みの空き時間に本を読む。それがマイ読書スタイル。

池上彰さんが「モーニングサテライト」で2017年オススメ本ベスト3を紹介。私も今年のベスト3を考えてみる。

・・・最近ほとんど読書した記憶なし。怪しい記憶をたどれば・・・あった、あった。なんと丁度3冊。考えずしてベスト3出来上がっちゃった~。1冊は去年から年越しで読んだヤツだわ。

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犯罪小説家

雫井脩介(ミステリー作家)著。

主人公は新進作家。ある日映画化の話が舞い降りてくる。起用されたのは特異な作風で奇才と言われる監督だった。

監督は主人公の本に心酔。ある自殺サイトの主宰者の女性の影を感じ取る。自らの死をも演出しサイトを閉めた女性を作品に重ね、過去の事件をほじくり返し始める。

「犯罪小説家」というタイトルがいたく気に入る。”犯罪”を付けると何かニュアンスが生まれる感じ。ミステリーの犯人には犯罪芸術家を名乗りたがる人物が多いのもその一因。

悪いイメージばかりとは限らない。大ファンの有栖川有栖の「火村英生シリーズ」。火村英生は探偵活動はフィールドワークと称する犯罪学者。

仮面同窓会

同じく雫井脩介(ミステリー作家)著。

高校卒業後10年。同窓会に出席した主人公は3人の幼馴染みと再会。

高校時代の体罰教師も出席。それを見た4人は周回遅れのお礼参りを計画。仮面をかぶり教師を拉致。積年の恨みを晴らした4人はようやく前へ進むコトに。この儀式が彼らの仮面同窓会だった。

次の日。体罰教師は別の場所で死体で発見される。

ナゼだ?4人しか知らないハズの仮面同窓会。疑心暗鬼に陥る4人は誰も想像できなかった驚愕の結末へと突き進む。

アンダー・ザ・ドーム

スティーヴン・キング著。

近年ドハマリ。大大大好きな海外ドラマ。毎週ドキドキわくわく。先が気になって気になって仕方ない。それなのに・・・あぁそれなのに。

第4シーズンで打ち切りィ~。クリフハンガーのまま終了。そんなぁ。

んで本購入。ゼッタイにラストを見届けてやる~。ふぇ~。500ページ超えのぶっとい本4冊!!

舞台はアメリカのうら寂れた片田舎チェスターズ・ミル。ある日突然地面から透明のドームがニョキニョキ。スノードームのように覆われてしまう。

ロマンティックな話ではない。地中から出現したドームの真上にいた牛が悲劇に見舞われる。無慈悲な映像から始まる未来に人々は立ち向かえるのか?ホラーでありSFであり人間ドラマでもある。

世界から隔絶されてしまった生活。力を合わせて協力していた人々も次第に恐怖と狂気に侵されてゆく。ドームから逃れる方法はあるのか?そして誰が何のためにドームを作ったのか?

ジェットコースターな展開でシーズンを追うごとにナゾは深まるばかり。

俳優陣がまたスゴイ。世界から取り残された田舎に本当にいそうな人々。とてもリアル。演技力が炸裂。実際に起こってるコトを見てるように引き込まれてしまう。

意外と主人公は魅力に乏しかったな。日本のドラマは主人公が全部持ってっちゃう。ルックスも恋愛も仕事も全て一番。それでいて優等生。イラッとする。

海外ドラマだと主人公でも欠点はある。ザ・リアル。そこがオモシロイ。

残念だけどドラマは終わり。読書を始めるも挫折。挫折、挫折が続き読破にとうとう1年以上かかってもうた。

カンタンに言うとドラマとは全然違った~。「ラストを見たい、ナゾを知りたい」という夢は永遠に見果てぬ夢と決定。

ドラマでは様々な展開が用意されていたが小説はシンプルな筋立て。ドームに覆われているという特殊な世界観。気象や生態系に及ぼす影響を正確に踏まえた上で重厚な人間ドラマが繰り広げられる。見どころ満載。

長すぎる。グイグイ引き込まれる場面もあれば飽きてくる場面もある。ダレダレで1年かかった。

ドラマを見てから本を読んじゃダメ。ガッカリ感ハンパない。本を読んでからドラマを見るべし。

まとめ

3タイトルともめっちゃオモシロイ!!

特に雫井脩介さんの2タイトルは読みやすくラストまでノンストップ。眠れぬ夜間違いなしだ。

独特のキャラクターと作風。スリルとサスペンスに満ち溢れたドラマ仕立てで一気に最後まで読ませてしまう。ストーリーテラーの真骨頂。

犯人は最初から怪しすぎ。まるで隠す気なし。どんでん返しや読者を驚かすコトに頓着する気は微塵もない。パズルではないというコトか。

昔ヴァン・ダイン(往年のミステリー作家)がミステリーの禁忌事項を発表。探偵を犯人にしてはいけないとかエトセトラ。ルールを破れば読者の尊敬は得られないとさ。

今や哀しいコトに大昔のジジイの繰り言状態(ヴァン・ダインさんごめんなさい。大ファンです)。新しいネタやトリックを生み出すのは不可能な時代。ほとんどのルールは破られ何でもアリのミステリー乱世。

読者も心得たモノで独特の緊張感を保ちながら読み進む。何度も起こるどんでん返しに驚くコトもなく残るのは徒労感とイラッと感。

雫井脩介さんの作品は潔く結末へと突き進む。ただ「仮面同窓会」のラストは賛否両論だろう。ドラマとしてはとてもキレイなオチでスマート。ただしミステリーとしてはあってはならない最悪な結末。

ちなみに私は納得できない派。雫井脩介さんごめんなさい。

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