ポトフ。フランスのシチュー。様々なトラウマがうごめく料理。
初めてポトフを知る
80年代のドラマ。「男たちによろしく」。
古谷一行さん演じる真面目で不器用な男。料理は苦手。夕食のメニューに悩む。トナリに住む女性がポトフを紹介。「美味しくてカンタン。時間がかかるだけ。」
出来上がりは大成功。部屋をシェアしていた田村正和さん演じるチャラ男。何事につけ洗練された男も「やるじゃん。」的なリアクション。
料理初心者でも時間をかければできる料理としてインプット。コレがポトフとの出会い。
初めてポトフを作る
カンタンに作れて本格的となれば作るしかない。
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初めてじゃない。
昔、親が作ってた~。家族に大不評だったヤツ~。「コレはボルシチ。ロシアの有名な料理。」と胸を張る。どれだけガーガー文句言われようと作り続ける。昔の親は鋼のような気概を持ってたなぁ。
ビーツの入ってないモノをボルシチと認めたくはない。だがロシア料理のお店のボルシチがポトフに極似だったからなぁ。
似たような料理は各国にあるらしい。
親はさておき私。クタクタになるまで煮込まれた野菜。見た目もビミョーなら味もビミョー。だがやはり作り続けた~。家族はケチャップ、私はマスタードをドバドバかけながら。
野菜が多い。ヘルシーなイメージにがんじがらめ。やめられない。
そして今。最終兵器を手に入れた~。
商品説明
233円。4皿分(50.4g)入り。50.4g当り44キロカロリー。表示の材料で作った場合。1皿分214キロカロリー。
世界の人気家庭料理が楽しめるシリーズ。他に「ストロガノフ」、「ボルシチ」、「ブイヤベース」、「パエリア」、「チーズフォンデュ」、「ボストンクラムチャウダー」。
煮込み用スパイスとポトフペースト入り。
準備する材料・・・ソーセージ8本(150g)、玉ねぎ200g、人参100g、じゃがいも200g、キャベツ200g、水4カップ。
豚肉のポトフの作り方・・・ソーセージの代わりに豚バラ肉300g。
クッキングスタート
豚肉のポトフにする~。ソーセージも入れる~。
豚バラ肉、玉ねぎ、人参、じゃがいもは一口大。キャベツはざく切り。
ソーセージは下茹で。
裏面の説明書はナベに材料と調味料を入れて煮込むだけ。でも豚肉は炒めたい。
ナベに油を熱し豚肉を炒める。水、野菜、煮込み用スパイス、ポトフペースト投入。
中火で5分。沸騰したら弱火で15分煮込む~。
ソーセージ投入。弱火で5分煮込む~。
でけた~。
食べてみた感想
美味しい!!
優しい味わい。優しいスパイス。優しいペッパー。野菜の旨み。
別茹でしたソーセージはパリッとした歯ごたえ。
豚肉はバラなので柔らかくジューシー。すごく美味しい。
野菜も柔らかい。だがキャベツだけはあまり柔らかくない。シャキシャキ。ザクザク。
しっかりとした味付け。とんこつラーメンのスープっぽい味もする。肉の旨みとコク。スッキリとしたいいおダシ~。そこへ野菜の旨みが加わる。
次の日。
キャベツが柔らかくなっとる~。
コクが深まりさらに美味しい。ただ少し辛い。
1日めは肉のダシやら野菜やらハーブやらの味わいを個々に感じるコトができた。時間が経つと全てが混ざり合う。スッキリ感はなくなったが濃厚。
2日めのポトフおいし~い。
まとめ
美味しかった~。
やっとホンモノのポトフに出会えた~。
フランスの田舎の家庭料理と言うより多分レストランの味。もう少し上品な味わい。家庭料理は2日めのポトフの方だと思う。スッキリとした雑味のないスープはかなり本格的な感じだと思う。
料理上手な人からしたらポトフみたいなカンタン料理にルゥ使うなんて。「ハァ?」だろう。
だが和風の煮物と違って塩コショウの料理は意外とムズい。塩分がコワくて塩をためらいがちに使ってしまう。
「塩ひとつまみ」の量を料理番組で見て驚愕。そんなのひとつまみじゃないだろッ。結局自分のさじ加減のひとつまみを継続。結果は言わずもがな。
でももう大丈夫。このルゥがあれば。味がバッチリ決まる。ポトフの本当の味がワカル。
短時間でできて本格的な味。野菜の切り方をもっとキレイにすればお客にも出せる~。