神戸三宮【ブーランジェリー コム・シノワ】の感想

今さら紹介するまでもない。説明不要の超人気店【ブーランジェリー コム・シノワ】。

平日のお昼すぎ訪問。超久々です。

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店情報

  • 神戸市中央区御幸通7-1-16 三宮ビル南館地下
  • TEL 078-242-1506
  • 営業時間 8:00~19:00。水曜定休日。

神戸国際会館の東。三宮ビル南館・地下1階。地下道へと続く階段がまるで【ブーランジェリー コム・シノワ】専用階段みたいでフシギな感じ。

帰りはそのまま地下へ。階段は降りるばかり。上らなくていいなんて。なんてオバサン向き。行きは必ず地上から。三宮の東の地下道はよくわからんのです~。

店内は広め。壁際をフル活用でパン棚を設置。パン以外にもケーキ、焼き菓子、ジャムなども販売。奥にはパンをイートインできるカフェ併設。

フレンチから始まったコム・シノワらしく普通の食事も提供。朝食に利用する観光客も多いようだ。

パンのセレクト開始

パンだけでも多数ある。ココは真剣に挑まねば。アタリマエだが全てのパンを食べるコトはできない。チョイスしたパンだけがお店の印象を決めてしまうのだ~。

まずはサンドから1種類選ぶか。

400円?たけーな。

イベリコ豚のカスクートにすっかな?トングを伸ばした瞬間、玉ねぎが丸ごと入った惣菜パンが目に入る~。

うわ~ッ。コレコレ~。コッチにしよ~ッと。またもやトングを伸ばす手が止まる。

よ、450円?

惣菜パンの値段じゃないじゃん~。

伸ばしたトングをどのように振り下ろしていいものやら。もうわからん。

葛藤につぐ葛藤。鵜の目鷹の目で厳選した結果。食パンを含む6品をセレクト。我ながらいい出来~。バーゲンで大勝利したアトのような爽快感のままお店をアトにしたのであった~。

バゲット コム・シノワ

神戸三宮【ブーランジェリー コム・シノワ】上から見た図

135円。ハーフサイズ。

神戸三宮【ブーランジェリー コム・シノワ】斜め上から見た図

モッチリ。皮がすごくモッチリ。固め。メリメリと噛みちぎる感じ。香ばしい。噛みしめると小麦の風味がじんわり。噛みしめる度に新しく小麦の風味を感じられる~。

中は気泡が大きくふんわり柔らかい。しっとり。おモチっぽい粘り気がある。

塩味が強い。そのままでも美味しい。

バターを塗ったり、ハムを挟むとまた格別。シンプルでいて味わい深い。小麦の旨みがドンドン引き出されてゆく感じ。

すっごく美味しい。イベリコ豚サンドやめてコッチにしてヨカッタ~。

トーストし直さなくてもすっごく美味しい。コレこそがパン屋さんのバゲットの醍醐味。

そんなバナナ

神戸三宮【ブーランジェリー コム・シノワ】そんなバナナ上から見た図

270円。

バナナとマスカルポーネを包んだパン。トッピングにグラノーラ。

神戸三宮【ブーランジェリー コム・シノワ】そんなバナナ斜め上から見た図

神戸三宮【ブーランジェリー コム・シノワ】そんなバナナの中身はこんな感じ

サックサクのパッリパリ~。グラノーラが小気味いい食感。お皿に落ちたグラノーラをひと粒。

あ、なんか昔のポン菓子?パフみたいな食感。この集合体があんなサックサク食感を作り出してるなんてマジック~。

パンはすごく薄い。ふわふわ。柔らかい。劇的にしっとり。

バナナはトロトロに柔らかい。自然なバナナの甘み。

バナナのトナリのクリームはとろり。

・・・エ?コレがマスカルポーネ?カスタードみたい。すごく美味しい。

外側と中側の食感の違いが楽しい。パンすらもとろとろクリーミィ。クリームからグラデーションのように移りゆく感じ。

クリームコロッケみたい。サクサクをかぶりつくとトロリと溢れ出すみたいな感じ。

めっちゃくちゃ美味しい!!

タヒチバニラのクリームパン

神戸三宮【ブーランジェリー コム・シノワ】タヒチバニラのクリームパンを上から見た図

194円。

ミニサイズのキューブ型クリームパン。トッピングにスライスアーモンド。

神戸三宮【ブーランジェリー コム・シノワ】タヒチバニラのクリームパンを斜め上から見た図

神戸三宮【ブーランジェリー コム・シノワ】タヒチバニラのクリームパンの中身はこんな感じ

ミニ食パンみたいなカタチ。

だが食パンとは全然チガウ。皮はすごくモッチリ。噛みごたえがある。力を込めて噛みちぎる感じ。

中はふんわり柔らかい。コクのあるブリオッシュ。

クリームはたっぷり。とろんとした程よい固さのカスタード。フツーのカスタードだが上質な感じ。タヒチバニラの香りはイマイチわからず。

とっても美味しい。クオリティーが高く上品な味。

クロワッサン・サク

神戸三宮【ブーランジェリー コム・シノワ】クロワッサンサクを上から見た図

194円。

神戸三宮【ブーランジェリー コム・シノワ】クロワッサンサクを斜め上から見た図

神戸三宮【ブーランジェリー コム・シノワ】クロワッサンサクの中身はこんな感じ

サクサク。厚みのある層が重なったクロワッサン。

中はしっとり。少し油っぽい。ジュワ~ッとバターが滲み出てきそうな感じ。

皮はこんがり。サクサクパリパリ。生地の詰まったクラッカーっぽい?イタリア料理の細長いスティック型のパンみたい。

香ばしい。小麦の風味。クロワッサンを食べながらこんなに小麦の風味を感じるのは初めての経験かもしれない。

クロワッサンサンドが大好きだけどこんなにジューシーなクロワッサンはやはりそのまま食べるべき。

とっても美味しい。

キーマカレー

神戸三宮【ブーランジェリー コム・シノワ】キーマカレーを上から見た図

302円。

キーマカレーを包んだカレーパン。

神戸三宮【ブーランジェリー コム・シノワ】キーマカレーを斜め上から見た図

神戸三宮【ブーランジェリー コム・シノワ】キーマカレーの中身はこんな感じ

パンはモッチリ。焼きカレーパンっぽい。細かいパン粉っぽいモノをトッピング。油を塗って焼いてる感じ。オイリー。アッサリとしていてオイリーな美味しさ。揚げカレーパンと焼きカレーパンのイイトコ取り。

トッピングの量は少ない。だがサクサク。独特の食感。「そんなバナナ」のパンと少しフンイキは似てる。だが「そんなバナナ」は内側のパンがすっごくクリーミィだからやっぱ少しチガウかな。

キーマカレーはものすごくスパイシー。幾種類ものスパイスが複雑に絡み合ってる感じ。すっごく本格的。だがインドレストラン風というよりホテルのレストラン風。

肉感もしっかり。数種類の野菜入り。柔らかい。野菜の旨みがカレーとうまく混ざり合ってる。コクのある味わい。

めっちゃくちゃ美味しい!!

パンもカレーもカンペキ!!

パン・ド・ミ

神戸三宮【ブーランジェリー コム・シノワ】パン・ド・ミを上から見た図

216円。3枚入り。

プレーンな食パンは2種類あった~。もうひとつはハードトースト。柔らかい方をチョイス

神戸三宮【ブーランジェリー コム・シノワ】パン・ド・ミのスライス

まずは生食。

小麦のとてもよい香りがふわ~ッと飛び込んでくる~。

ミミが固い。モッチリ。噛みごたえがある。

中はふんわり柔らかい。しっとり。絡みついてくるような感じ。きめ細やか。

風味豊か。小麦の迫力を十二分に感じられる食パン。伝統的な食パン。裏技を使わずフツーに丁寧に上質に焼いた感じ。

すっごく美味しい。

少し焼き目をつけたくてトースターの焼き色「濃」でトースト。

一部に軽く焼き目。いい感じ。

サクサク。ミミもサクサク。モッチリと噛みちぎらなくてはならなかったミミが軽快な音ともに砕ける。

中はふんわり・・・ふんわり・・・さほどしっとりしてない。

ギャー!!焼きすぎちゃった~。

ショックゥ~。3枚入りだからもう焼き直すパンがない~。

・・・・・・だが美味しい。

ハッキリと上質とわかる小麦の風味がくちいっぱいに広がる~。生食の時は豊かな風味としか感じなかったがトーストするとバターの豊かな風味が香り立つ。

モッチリさは健在。

すっごく美味しい。

感想

サスガ神戸で1、2を争う人気店。そのクオリティーは間違いのないトコロ。

だが高すぎますよ~。

パン屋さんに1歩足を踏み入れた途端、現世を忘れる私。ソコにはお値段なんてない。夢のようなパンと私だけ。

だが【ブーランジェリー コム・シノワ】では現世のしがらみを引きずってしもうた。だって高すぎるんだもん。

パン屋さんでは日常を忘れお値段を気にせず買い物するのが常なんだけど。セレクト中に「どれにしよう?」というようなワクワク感がなかったのが残念。

お値段で選んでも全てが美味しかったコトは間違いない。お値段を考えると自然と不満も出てきちゃうワケですが・・・。

パンは全てにおいてクオリティーが高く美味しい。モッチリとした厚い皮が特徴。フランスパンだけじゃなくクリームパンやら食パンまで厚い皮をモッチリと噛みちぎる。モッチリ押しなのがよくわかる。

「そんなバナナ」と「キーマカレー」、「バゲット コム・シノワ」はゼッタイにハズせないオススメのパン。

「クロワッサン・サク」は美味しいが名物だから買っとこうって感じかな。

「タヒチバニラクリームパン」は小さくて、少し甘いモノを増やしたい時に便利。上品でクオリティーが高い。だがクリームパンとしてはソコがちょっと。

パンはフランスパンの皮のような強いモッチリ感とブリオッシュ生地。上品すぎるというかクオリティー高すぎるというかブランド物のバッグのようなアピールに少しタジタジ。

クリームがもっと感動するような美味しさだったらガラッと違ってたと思う。

「パン・ド・ミ」は正統派の食パン。厳正素材を使用しているのを実感できる食パン。

今回のチョイスはかなりシンプル。そのせいかもしれないが素材の持つ美味しさ、クオリティーの高さを、ごく自然に表現したパンに思えた。