神戸【ブーランジェリーミヤタ&KOBE 1er Bakery Market】の感想
大阪の人気パン屋さんが、【コウベプルミエベーカリーマーケット(KOBE 1er Bakery Market)】に出店。行ってきましたヨ~。
数ある出店者の中で、唯一のコラボ。楽しみ~。
店舗情報
ブレッドスタイルソプラノ
- 大阪府寝屋川市早子町9-11
- 電話番号:072-824-7067
- 営業日:金・土・日
- 営業時間:10:00~18:00
コウベプルミエベーカリーマーケット
- 兵庫県神戸市中央区三宮町1-7-2
- 電話番号:078-334-4244
- 営業時間:11:00~20:00 (日・祝)10:30~20:00 当面の間、営業時間を変更。
シェフは【DONQ】出身。
2014年、ベーカリーJAPAN CUP関西大会優勝。2015年、ベーカリーJAPAN CUP日本大会第4位。
日曜日に訪問。13店舗が名を連ねるが、常に全部あるワケではない。曜日によって出店する店舗がチガウみたい。注意。
うわ~。きらびやかなパンが勢揃い。
惣菜系が多いみたい。食パンは見当たらない。カゴには、バゲットが鋭くそびえ立つ。
めぼしい菓子パンは、ケーキのような小ぶりのフルーツデニッシュと「ラムレーズンサンド」。スイーツ系は選択の余地がないナ~。
おっ。大好きなクロックムッシュ。三角のカレーパンも気になる~。
情報は公式サイトを参考。
大阪のおいしいパン屋さん ブーランジェリーミヤタ [ブレッドスタイルソプラノ]
クロックムッシュ
340円。パンのサイズは約11.5cm×9cm。
うわ~。すっごくモッチリ~。コレ、ホントに食パン?
大きめの気泡が目立つ。ふんわり柔らかい。皮はモチッとモッチリ。フランスパンみたいな、ハードトーストみたいな食パン。
2枚の食パンで2枚のハムをサンド。
ホワイトソースは・・・湿らせてる程度の量。バターを塗るように塗ってある感じ。油脂感がある。ホワイトソースと言うよりマヨネーズのような?
ハムは・・・ソーセージ?
つなぎ感のあるソーセージっぽい味。アッサリとしてシンプル。
トッピングのホワイトソースも少なめ。チーズの豊かな風味が目立つ。トッピングにパセリ。
私が希望するクロックムッシュではない。
でもでも・・・この食パン、メッチャクチャおいし~!!!
フランスパンのようなワイルドで無骨な香ばしさがありながら、ふわ~っと女性的なブリオッシュのような繊細さ。
なんて、なんて、なんて食パンだぁ~!!!
ものすごくアッサリとしたクロックムッシュ。ホワイトソースは、ほぼ空気。チーズとハムでシンプルに味わうサンドイッチ。
食パンが主役。食パンの美味しさを思う存分味わうためのパン。
チーズ インカレー
284円。パンのサイズは約12.5cm×12cm。
まるでグリーンカレーのような、草色のビジュアルにひと目惚れ。
うわ~。すっごいスパイシーな香り~。
パンはモッチリ。モコモコとしたパン。フォカッチャみたいな、と言うよりナンなのかな?
カレーはたっぷり。端っこまで入ってる~。
トロッとしたトロミはあるケレド、雑味のないスッキリとしたコク。ほのかな酸味。キレのあるスパイスがとても華やか。辛い。
歯ごたえのある人参。とろとろクリームチーズのようにクリーミィなチーズ。
あまりにもイキイキとしたフレッシュなスパイスのため、インドカレーっぽいイメージを受けたケド、よく味わえば、欧風カレーっぽい。
本格的すぎる。すっごくおいし~。こんなに美味しいカレーパンのカレーは初めて。
パンはシンプルでアッサリ。カレーの美味しさを引き立てている。
ラムレーズンサンド
306円。パンのサイズは幅約5.5cm。長さは長い方が約17cm、短い方が約13cm。
ナゼか、コレだけ、ビニール袋でしっかりと密閉してる。
やはり、表面のパリパリはない。だが・・・。
モ~ッチリ。噛みしめれば噛みしめる程、小麦の旨みがジュワ~。とても深い味わい。香ばしい小麦の香りがワイルド。
ピスタチオがまるごと入ってる~。クルミもまるごと?とてつもなくデッカイのが入ってる~。
ザクザク。香ばしいナッツ。シンプルで素材そのもの。チカラ強い味わい。リスになった気分~。
センターにはラムレーズンがゴロゴロ。大粒。肉厚な果肉を噛み潰す食感がたまらない。柔らかくジューシー。とても風味豊か。
ラムレーズンと絡んでるのは、とろりとしてクリーミィなバターかな?
なんだコレ? おいし~~!!!
なんという素材のチカラ。迫力。徹底的に素材感を大切にしたパン。
焼き立てのようなパリパリ感はないものの、小麦の旨みが溢れ出すバゲット。そんな深い味をゆっくり味わうヒマさえ与えてくれない。
ザクザクのナッツに、プシューと果汁弾けるラムレーズン、クリーミィなコクのあるバター。
もう、息つく間もなく、ゴロゴロゴロゴロ、パレードですワ~。絶え間なく噛み砕く音が刻むリズムに耳をすませば・・・。
ドンドンパッ、ドンドンパッ。地響きのように足踏みとクラップハンズが聞こえてくる~。
ウィーウィル・ウィーウィル・ロックユー!!じゃなくてロック・ミーされちゃいました~!!
感想
なんてパン屋さんだろ~。
オドロキとワクワクに満ち溢れている。
「クロックムッシュ」、「チーズインカレー」、「ラムレーズンサンド」。定番のようでいて・・・見たコトがない。
「クロックムッシュ」や「ラムレーズンサンド」から、ハード系が得意というコトはワカル。いや、でも、その表現方法はナンナンダ~?
「クロックムッシュ」の具材をシンプルにこそげ落とし、食パンの美味しさを際立たせたかと思うと、「ラムレーズンサンド」では真逆。
美味しいバゲットに、惜しげもなく、バラエティに富んだ素材をガンガン突撃させる。しかもシンプルすぎる素材。
打って変わってシンプルとも真逆。いや、インドならシンプル? テクニックを駆使したかのような、本格的な美味しさの「チーズインカレー」。
ロックンロールすぎる~。シェフは、客に媚びるコトのないロックスターなのか~?
輝かしい経歴を持つシェフならではの、大胆かつ繊細なパンたちから目が離せないヨ~。