神戸で有名な食パンと言えば?
たくさんありすぎて1つに絞るのはムズカシイですよね~。そこでココを挙げる人も多いのでは?
神戸岡本の住宅街にひっそりと佇む小さなお店【フロイン堂】。ひっそりと営業してるのに大人気。お客さんがひっきりなしなんです~。知る人ぞ知るってヤツですね~。
フロイン堂とは?
ハードタイプの食パンが超有名な老舗パン屋さん。な、ナント創業1932年!!スゴイですね~。
初代店主はフロインドリーブで修行。店名を聞いただけでわかっちゃいますから~。今は2代目。初代の味を守り続けているそうです。
え~と店舗情報なんですが・・・レシートをなくしちまった~。何度同じコトをしでかしたら気が済むんだろう?ごめんなさ~い。
電話番号はパッケージなどに明記。078-411-6686です。予約も可能なようです。
阪急岡本駅下車。改札を出てスグ右折(つまり西)。すたすた歩いてゆくと程なく道の左側に見えてきます。
昭和レトロな店構え。ガラス戸をガラガラッ。入りま~す。
おすすめ商品
言うまでもなく「食パン」。焼き上がり時間は午後2時と午後4時。
土曜日の午後4時45分頃訪問。先客はお二人。だが他の商品の焼き上がり待ち?
食パンは1/3本、1/2本、1本が購入可能。ただし1/3本と1/2本はどちらもラスト1個。少量サイズの方がラストなのは少し意外。
他にはくるみの入ったフランスパンやレーズンの入ったフランスパンなど。夕方だからか種類は少なめ。
1/2本を購入。お目当ての食パンゲット~~~!!!
こだわりのパン
この小さなお店の焼く食パンがナゼこんなにも人気なのか?
あるんです、理由が。他のお店にはないこだわりがあるんです~。
- レンガ窯で焼く。
- 手でこねる。
初代から引き継いだ戦時中に作られたレンガ窯。窯内は温度にムラがあるため、位置を変えながら焼く。この窯で焼いたパンは非常に軽く、パンの特性を非常にうまく引き出してくれるそうです。
機械でこねずに手でこねる。手で感じる生地の感覚が大事。細かく繊細な調整ができるそうだ。伝説の食パンを長年焼いてきた神の手だからこそパンと対話ができるんですね。
美味しさの秘訣はレンガ窯と職人ワザだったんですね。パンへの愛を感じます。
NHK「パン旅。」で紹介
2019年2月、NHKの「パン旅。」が神戸に。「神戸のパン いいとこどりの1日」で紹介されました~。
焼きたての食パンが出てきた~。パチパチ音してる~。フランスパンみたい~。フランスではこの音のコトを「パンが歌う」と言うそうだ。
おぉ~。パンの作業場見学~。
トントントンと階段を降りてゆく。天井高~い。大きなレンガ窯に目を奪われる。コレ「ヘンゼルとグレーテル」に出てくるカマドじゃない?
なんと美しい。しかも美しいだけじゃない。空襲にも震災にも耐え抜いた強さもあるのだ。サスガ質実剛健ドイツ。
今では珍しい窯焼きのパン屋さん。伝統を頑なに守るドイツらしさですね。
わーい。焼き上がったパンが窯から出てきた~。上部にバターを塗ってツヤツヤ~。出来上がり~。
上記の「こだわりのパン」もNHK「パン旅。」を参考にさせていただきました。
食パンを食べてみた感想
うわ~。香りがすご~い。焼き立てパンの香り~。
まずは生食。
ミミが香ばしい。厚みが薄くて柔らかいミミなのにモ~ッチリと噛みちぎる必要がある~。
中はふわっふわ~。やわらか~い。大きく気泡が割れ、すっごくエアリー。しっとり。
小麦の旨みをしっかりと噛みしめる。塩気も少々強め。
トースト。
サクサク。サクサクの中にも繊細な食感。モッチリとしたミミ。中はふわふわ。優しい食感。
バターをのせると、とろ~り。シンプルなパンにジュワリと染み込んでゆく。
すっごく美味しい~。
小麦の風味を存分に味わいながらもふんわり。空気をたっぷりと含んだ軽やかな味わい。
【フロインドリーブ】の「トースト(ハードタイプ)」とは密度が随分チガウ。【フロインドリーブ】はギッシリとした生地で質実剛健のドイツパンという感じ。
ハードトーストとパン・ド・ミのイイトコ取りみたいな感じ。とても食べやすく日本人好み。言われなきゃドイツパンとはワカラナイかも。