ホップス種とは?
パン酵母の種類のひとつ。「復刻 仏蘭西食パン」に使用されているパン酵母。
パン酵母
パン酵母は大きくワケて2種類。
- イースト・・・パン作りに適した酵母を純粋培養。
- 天然酵母・・・野生の酵母を培養。
イーストは「生イースト」、「ドライイースト」、「インスタントドライイースト」の3種類。
ホップス種は天然酵母。
ホップス種
天然酵母には様々な種類がある。現在のパン酵母が普及する昭和初期以前まで、酒種と並びポピュラーに使用されていたのがホップス種。
昭和3年いち早くイーストをアメリカから輸入。日本の製パン業界ではじめて従来のホップス種からイーストに切り替えたのが【神戸屋】。
ホップス種はホップ(ビールの原料)の煮汁にじゃがいも等のでんぷん質を加えて作られる。ホップ特有の苦味といわゆるイースト臭の無い淡白な香りが特長。
当時は天然酵母なので品質の安定が難しかったそうだ。技術や設備の進化で昔ながらの作り方でも安定して美味しいパンが作れるようになった今、満を持しての復刻。
「復刻 仏蘭西食パン」はアメリカ産のホップの花を乳酸菌と酵母で熟成させた発酵種を使用。
ちなみに「仏蘭西食パン」は昭和57年頃開発。
パン酵母及び【神戸屋】のヒストリーについての情報は下記サイト等より引用&抜粋。
商品説明
2018年6月発売。新商品。6枚入り。購入価格181円。
2018年11月8日に創業100周年を迎える。記念商品第2弾。フランスパン専用粉を使用した食パン。
原材料
小麦粉、食用植物油脂、湯種生地(小麦粉、オリゴ糖、米粉、その他)、ホップス種、発酵風味料、クリーム(乳製品)、砂糖、食塩、パン酵母、ビタミンC、酸化防止剤(ビタミンE)。
アレルギー物質
乳、小麦。
栄養成分表示(1枚当り)
エネルギー193キロカロリー、たんぱく質5.7g、脂質3.9g、炭水化物34.2g、ナトリウム399mg、食塩相当量1.0g。
食べてみた感想
軽くトースト。
焼き色つかず。表面サクサク。メリメリとした軽くキャラメリゼしたような食感。表面の食感とはウラハラに中は柔らかい。しっとり。モッチリ。
ギッシリとした生地。キメは粗め。食べごたえのあるしっかりとした味わい。
表面に少しハードトーストっぽい食感を併せ持ち中身は柔らかい食パン。今で言うハイブリッドな感じ。昔はフランスパンっぽい食パンというコトで人気だったコトが伺える。
2日め。こんがりトースト。
【神戸屋】の人はこんがり焼くコトが推奨らしいので焼き色「濃」で焼いてみた~。
こんがりとした焼き目。サクサク。メリメリとした繊細な食感は消えた。
・・・・中のしっとりさも減った。やはり焼きすぎは性に合わない。
3日め。軽くトースト。
メリメリ復活~!!中身も復活~!!
甘みは少なめ。小麦の自然な甘みが感じられる。とても上品な味わい。ホップス種の苦みは感じられなかったがほのかな酸味のようなモノは感じられる。香ばしいようなレトロな風味。
とっても美味しい。
ボリュームがあり1枚で随分食べごたえがある。今風の柔らかさと違い食パンらしい食パン。