神戸のオシャレな南仏風パン屋さん【プラス ドゥ パスト】の感想
以前テレビ番組で見て気になっていたお店。トコロがシェフがおケガをされたそうで閉店中とのコト(テレビ番組のサイトの情報)。いつの間にか開店していたので行ってみるコトに。
目次
店舗情報
- 兵庫県神戸市中央区橘通3-1-1 西門ビル1F
- 078-371-3403
- 営業時間 8:30~20:00
- 定休日 月曜日
上記の店舗情報は下記のサイトを参考。
Place de Pasto (プラス ドゥ パスト) | パン好きのポータルサイト「PANPOTA!(パンポタ)」
神戸高速鉄道「高速神戸」駅から地上に出て北へ。湊川神社の西側。駅からスグ。あまりに呆気なく着いてしまった~。
食パンのイラストの看板がお出迎え。遠くからも見えたので迷うコトなし。
淡いライトブルーを基調にしたガラス張りのお店。店頭にもパンが並ぶ。マルシェっぽいイメージ。外だがビニール袋に入ってるので安心。
南仏がコンセプト。店内に入ると大きなショーウインドウのようなガラスケースが印象的。洋惣菜やらクレームブリュレなどが並ぶ。外国のデリカテッセンのようだ。こじんまりとしたスペースながらイートインスペースもある。
平日の12時すぎに訪問。イートインスペースにはお二人。混んでるというワケではないが、ひっきりなしにお客は入ってくる感じ。
パンの種類
パンの種類は多くはない。午前中に訪問できなかったので、そのせいかもしれない。
商品説明に「本日のオススメ」というワードが多い。どーゆーイミ?本日だけ?シェフの気まぐれ的な決定?
まいいや。やたら多い。やはり自分で決めよう。
上記の「パンポタ」によると、「フーガスオリーブ」と「ブラウニー」、「自家製田舎風パテのサンドイッチ」がおすすめ商品らしい。
「フーガスオリーブ」はデカめのシンプルそうなパン。グリーンオリーブ入り。「オヤツにどうぞ」と書いてある。オヤツと言えばスイーツ系しか考えられない。やはり南仏とは感覚がチガウのかな?
見た目に惹かれたのは「栗と桃とナッツのタルト」(タイトル不正確)。ぺちゃんこのタルト生地に栗や桃がキレイに盛り付けられてる。だがあまりにぺちゃんこすぎて不安。
サンドイッチ類は割と豊富。高いので迷ったが、せっかくだからオススメを購入。
最後に食パンは・・・キョロキョロ。あった~。ガラスケースにミニサイズの角食。お店の人に聞くと予約商品だそうだ~。残念。やはり午前中に来るべきだった~。
クロワッサン
180円。パンのサイズは約12cm×9.5cm。1番人気だそうです。
小さめ。厚みがあまりない。割とぺちゃんこ。持ち帰りのせいかな?
バターが香る。厚めの層がくるくる。バター色。ふんわり柔らかい。
表面はパリパリのトコもある。パリパリだったりジャリジャリだったり。
しっとり。豊潤なバターの風味。油分がジュワ~ッ。バターの旨みを感じるがしつこくはない。スッキリとした味。
美味しい。
キッシュロレーヌ
300円。パンのサイズは約9cm×5.5cm。
チーズとベーコンと玉ねぎの入ったキッシュロレーヌ(だったと思う)。お店のスペシャリテ。
カナリ小さめだと思う。お店に並んでた時は沢山あったので気が付かなかった~。
タルト生地はサクサク。厚めの層を重ねたパイっぽい。こんがり。香ばしい。ビスケットのような風味と食感。
フィリングはしっとり。・・・厚焼き玉子? 味付けは洋風だが、厚焼き玉子っぽい。塩の効いたなめらかな食感。玉ねぎの食感はわからなかった~。
底の方に白いチーズ。少なめ。柔らかい。酸味はあるが、とてもミルクっぽいスッキリとした風味。クリームチーズっぽいが、もっとフレッシュ。できたてチーズのような感じ。
ごく小さめのベーコンがチラホラ。
美味しいがフツーのキッシュとイメージがチガウ。クリーミィさが少なめ。サクサクのタルト生地に厚焼き玉子みたいなフィリング。チーズのフレッシュさが光る。
自家製田舎風パテのサンドイッチ
500円。パンのサイズは約11cm×8cm。
きめ細やかな国産の芳寿豚を使用した手作りパテjをサンド。イチオシ商品らしい。
横から見ると思ったよりパテが小さめ。だが分厚くボリューミーではある。
小麦の風味。とても香ばしい。パンはふんわり柔らかい。モッチリ。皮もすっごくモッチリ。噛みちぎるのが楽しい。
サニーレタス、紫キャベツのザワークラウト、自家製パテ、ミニきゅうりのピクルスをサンド。
パテは柔らかい。肉感たっぷり。複雑な味。スパイスかな?しっかりとした塩味。深みのある味わい。粒マスタード付き。
紫キャベツはしっとり。酸味が強いが、パテとすごく合う。一緒に食べるとすごく美味しい。
きゅうりは丸ママ。ぽっくりとした食感。酸味もマイルド。きゅうりと紫キャベツ。味と食感の変化を楽しめる。
美味しい。シンプル。素材を味わう感じ。
ブラウニー
350円。サイズは約8.5cm×8cm。
クルミとピーカンナッツ入りブラウニー。ベルギー産チョコレート使用。【プラス ドゥ パスト】の定番焼き菓子。
サックリとした表面からのしっとりとしたケーキへ。ギッシリとした生地だが柔らかい。ホロッと崩れる。もっとねっとりとした食感かと思ったが、ガトーショコラのようなチョコケーキ。ケーキだったハズなのに舌の上で生チョコのようにとろける~。濃厚なチョコ風味。
ナッツがたっぷり。ザックザク~。どこを食べても顔を出す。飽きるコトがない。おおきなクルミと小さいピーカンナッツかな?
とっても美味しい。ほろ苦い。甘さ控えめ。チョコを楽しむ大人のブラウニー。ただしカナリおナカにこたえるボリューム。4つぐらいにシェアしてもいいかもしれない。
ハードトースト
420円。食パンのサイズは約9cm×13cm(高さ)×18cm。
ハード系の食パン。ハードトーストというタイトルだったかはよく憶えてない。ごめんなさい。
香ばしい。小麦のワイルドな香りに包まれる。これぞフランスパンという香り。
まずは生食。
ふわっふわ~。やわらか~い。しっとり。なんじゃコレ~。本当にハードトーストなのか~?
トップのミミがモッチリ。すごく美味しい。横や底のミミもすごく美味しい。焼く前からビスケットみたい~。
ふわふわしっとりモッチリの食感の上にバターかジャムのように小麦の旨みをのせてる~。美味しすぎる。止まらない~。
トースト。焼きすぎた~?
サクサク。端っこを焼いたので表面以外全部ミミ。バリバリ。少しせんべいっぽくなっちゃった~。
中はふんわり。しっとり。
カンペキにフランスパン。小麦の香りをフンガーと吸い込みながらバリバリ食い尽くす感じ。
もう片方の端っこはちゃんと焼けた~。端っこのミミも繊細な食感。すごく美味しい。
端っこじゃないトコをトースト。
サクサクのハードな食感からのふわふわ~。柔らかさに感動。ナニコレ~?天使の羽根?
軽やかすぎる食感。流行りの食パン専門店の生クリーム食パンとは食感が全然チガウ(食パン専門店のはソレとしてとても美味しいのだが。)クリームのもったりとした感じがなく粒子が細かい。空気のように軽い。
直球すぎる食パン。ズドンと真っ直ぐストレートに胸に打ち込んでくる。
シンプルでアッサリ。だが美味しい。コレが小麦の持つチカラなのかと思ってしまう。
感想
オシャレなお店に違わずクオリティの高いパンたち。パンの種類が少なめ。選択の余地があまりなかったのは残念だったが、人気店の宿命かもしれない。
やはり気になるのは食パン。マボロシの角食。こんがりとカステラ色っぽく焼けてる感じだった。ブリオッシュ食パンみたいにも見えたんだよね~。わからないケド。
クレームブリュレやブラウニー、サンドイッチなど。とてもオシャレでハイセンスな感じ。だがよく見るとフランスの伝統的なメニューが多い気がする。フランスじゃ気軽に立ち寄れるカフェ的な感じなのかもしれない。
食パンのリベンジも含めて、またふらっと立ち寄ってみたい。