ミルクレープ。ウットリするほど美しいケーキ。だが購入は避け続ける。ふわふわ好きなもんでクレープ生地自体がわりと苦手。クリームたっぷり包んでこそ美味しく感じる程度。
だが気になる。見た目の美しさにため息が出る。
そんな折見つけたのがドンレミーの「プリンミルクレープ」。
こ、コレは・・・美味しいに決まってる!!私のために作られたミルクレープに違いない!!
だが買わない。次の日まで粘る。見切り価格狙い。
次の日。・・・・・・ない。まいいや。やはりミルクレープとは縁がないのだ。
そんな折も折見つけたのが「ティラミス風ミルクレープ」。コレは運命に違いない。
商品説明
2個入り。購入価格321円。
マスカルポーネクリームを重ねたケーキ。コーヒークリームとココアパウダーをトッピング。
原材料
ホイップクリーム、砂糖、小麦粉、卵、牛乳、チーズペースト(ナチュラルチーズ(マスカルポーネチーズ6%)、植物油脂)、カスタードクリーム、ココア、蜂蜜、乳化油脂、油脂加工品、インスタントコーヒー、バター、グリシン、加工デンプン、膨張剤、乳化剤、ソルビット、リン酸塩(Na)、香料、増粘多糖類、ph調整剤、V.C、グリセリンエステル、着色料(カロテノイド、V.B2)。
食べてみた感想
・・・・・・なんじゃコレ?クレープ?
スポンジじゃん!!!
どーりで。【ヤマザキ】のプレーンな「ミルクレープ」に比べて層が少ないとは思ってたよ~。
底には薄いココアスポンジの層。柔らかくしっとり。ティラミスの洋酒に浸したスポンジを表現。
その上はスポンジっぽいケーキ生地とチーズクリームが交互に重なる。ケーキ生地はクレープより厚め。
柔らかいケーキとクリーム。重ねたクレープのような噛みごたえはなくふわふわクリーミィ。舌の上でとろけてゆく。コレはコレで・・・美味しい!!
ケーキの端っこ部分にクリームは挟んでない。ケーキ生地だけが重なる。まるでバウムクーヘン。
こんがりと焼き上げ香ばしい風味。気泡が大きめ。カステラのような少し和風にも感じる味わい。だが食感はカステラよりしっかり。噛みごたえある感じ。素朴なケーキ。底のココアスポンジも端っこはやや厚みがある。
トッピングのコーヒーホイップもふわふわ。口溶けがよく軽やか。
すっごく美味しいじゃん!!
だがクレープは1枚も見当たらないような気が・・・。
「ティラミス風ミルクレープ」と言うより「ミルクレープ風ティラミス」と命名した方がよくないか?
ミルクレープ
一応調べてみた~。
スポンジで代用とかは見つからなかった~。やっぱミルクレープはクレープみたい。ただ挟むのはクリームとは限っておらずフルーツでもいいそうだ。
ミルクレープとは「千枚のクレープ」というイミのフランス語。実際には20枚前後のクレープを使用するコトが多いらしい。
意外にも日本発祥のケーキらしい。クレープはフランス発祥。元祖を主張してる店は複数あるようだが広めたのはドトールコーヒーらしい。
フランスのスイーツ「ミルフィーユ」をイメージして命名したモノと思われる。「ミルフィーユ」は「千枚の葉」というイミ。
ミルフィーユはパイ。余裕で千枚近くの層を成す。折りたためば折りたたむ程層が増える。主に使用されるのは729層かあるいは2187層のパイらしい。ひょえ~。数えられないじゃん。
日本では歩きながら食べるようなカジュアルなイメージだったクレープ。ミルクレープとして上品なケーキに変身。ゆっくりとフォークをおろし全ての層をカット。何度切っても崩れない~。