神戸六甲【ブランジェリー・プチ・ブレ】の感想

なにやらお昼すぎには売り切れ必至のパン屋さんが六甲にあるという。

行きましょう!!

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店情報

  • 神戸市灘区山田町1-2-3
  • 078-858-8815
  • 営業時間8:00~16:00なくなり次第終了
  • 定休日:水曜・月2回木曜

阪急六甲下車。北東へ徒歩5分。程なく・・・迷う。細い道たくさんありすぎ~。広い道路まで行き過ぎてた~。しかもなんだかすごく信号の待ち時間が長い~。結局徒歩10分くらいかかってしもうた~。

濃いブラウンの屋根の下に広がる真っ白な壁。ぽっかりと空いた大きな窓ガラスからは店内が見える。間口は意外と広い。白い壁に跳ね返された陽光はキラキラと輝き南仏の太陽のようだ。

躊躇なくガラスの扉を開けると思わず口からコトバが漏れる。

「コンニチハ~。」

初めての店だぞ?自分でもビックリしてしまう。まるで毎日通ってるお店のようだ。

シンプルで落ち着いたインテリアで統一された店内。キッチンとの仕切りが低く全てが見渡せる開放的なスペース。

さまよい歩いてやっとだどりついた安堵感が口からついて出たんだろうか?お店の方も「コンニチハ」と暖かく迎えてくれた~。

パン棚は壁際に沿って配置。センターテーブルはない。広々すぎて贅沢な気分。

平日の午前10時前訪問。客は私ひとり。ゆっくりと落ち着いて選ぶコトができた~。と言っても品数は多くはない。もう既に売り切れに向かってひた走り?みんなどんだけ早起きなんだよ~。

パンの名前を全然覚えてません。ゴメンナサイ。

ケシの実とくるみのパン

ブランジェリー・プチ・ブレくるみの入ったパンを上から見た図

くるみとケシの実を練り込んだパン。トッピングにグレーズ。260円。

リング型のパンを1切れずつカットしたパン。自立できずちっちゃなイスのようなモノにもたれかかっていた~。

ブランジェリー・プチ・ブレくるみの入ったパンを斜め上から見た図

上の方はカリカリ。噛みごたえある。こんがり香ばしい。ラスクみたいな食感。中はふんわり柔らかい。しっとり。油脂をたっぷり含んだデニッシュロール。

トッピングのグレーズはカリカリのパンの上にとろ~り。さほど甘くない。

パンの中に黒いつぶつぶ。コレが芥子の実?香りや味や食感もあまり感じない。あんぱんの上にのってる芥子の実と随分チガウ感じ。

くるみのカリッとした香ばしさ。実づくし。

とっても美味しい。

いちじくのデニッシュ

【ブランジェリー・プチ・ブレ】いちじくのデニッシュを上から見た図

カスタードとドライいちじくをのせたデニッシュ。250円。

エイリアンのようなカワイイルックス。一目惚れ。

【ブランジェリー・プチ・ブレ】いちじくのデニッシュを横から見た図

デニッシュはサクサク。柔らかくしっとり。油脂を感じるデニッシュ。

いちじくはあまり食べたコトない。

大きないちじくを真っ二つにした感じ。モッチリと柔らかい。あんずみたいな味。つぶつぶの花がプチプチした食感。こんなにプチプチしてたっけ?芥子の実みたい。

とろりとシロップがかかってる感じ。程よい甘み。甘すぎない。

いちじくの下にカスタード。少なめ。

とっても美味しい。だがいちじくとプチプチの食感が強すぎる。いちじく好きのためのデニッシュ。

ゴーヤと豚の角煮のパン

【ブランジェリー・プチ・ブレ】ゴーヤと豚の角煮のパンを上から見た図

豚の角煮にゴーヤのスライス、マヨネーズをトッピングしたパン。230円。

ゴーヤは苦手。「どーかな?」と思ったがゴーヤの眩しい新緑が印象的。購入を決めた~。

【ブランジェリー・プチ・ブレ】ゴーヤと豚の角煮のパンを横から見た図

【ブランジェリー・プチ・ブレ】ゴーヤと豚の角煮のパンの中身はこんな感じ

パンはモッチリ。噛みごたえのあるパン。皮がモッチリ。噛みちぎる感じ。中はふんわり柔らかい。香ばしい。すっごく美味しい。

豚の角煮は大きなカタマリ。手作りっぽい。油っぽくなく柔らかすぎない。しっかりとした噛みごたえのある肉の味わい。うす味だがコクがある。甘辛い和風という感じではない。かと言って中華風のスパイスも感じない。何かわからないが風味は感じる。すっごく美味しい。

ゴーヤは薄切り。やはり・・・苦い。以前自作した時すっごく苦くて。プロが作ったのはひょっとしてと思ったが・・・。

小さめで薄切り。角煮のコクとマヨのコクにサンドイッチされてる。苦みはピリッとしたアクセントのようにも感じる。

そこまでしてゴーヤを入れるイミがわからない。まるで人参やピーマン嫌いの子供に隠して食べさせようとしてるみたいじゃんか。

ま、買う方も買う方ですが。もうひとつの惣菜パンがトマトやチーズのよくあるタイプだったもんで。角煮に惹かれてチョイス。

すっごく美味しい!!

プチ・ブレ 食パン

【ブランジェリー・プチ・ブレ】プチ・ブレ食パン

4枚切り。ミニサイズ食パン。170円。

まずは生食。

小麦の香ばしい香り。まるで熟成されたような酔っ払ってしまいそうな香り。

ふんわり柔らかい。しっとり。ミミがモッチリ。固め。噛みごたえがあり、噛みちぎらなくてはイケナイ。

ハードトーストだな。生食には適してなかったかも。

次の日。

軽くトースト。

表面はサクサク~。ミミもサクサク~。パリパリ。ハードな食感。

中は柔らかくしっとり。ギッシリとした生地。

パリパリモチモチと噛みしめるのは小麦の味わい。アッサリ。フランスパンの噛みごたえで小麦の味わいを楽しめる。

シンプル。余計なモノは一切なし。シンプルに小麦と食感を楽しむ感じ。

とっても美味しい。

プチ・ブレ バゲット

【ブランジェリー・プチ・ブレ】プチ・ブレバゲットの全体図

140円。先端が鋭くトンガってる~。武器になりそうなパン。

【ブランジェリー・プチ・ブレ】プチ・ブレバゲットの中身はこんな感じ

まずは生食。

皮は厚くない。端っこはサクサクバリバリ~。香ばしい小麦の風味。

中は柔らかい。しっとり。

全粒粉か雑穀のような香ばしい香り。発酵独特な酸味。濃厚な香り。

風味がよく噛みしめるのも噛みちぎるのも楽しい。

次の日。

オドロキ。1日経ってもそんなに変わらない。

気泡はあるが、きめ細やかな生地。香ばしく酸味がある。噛みしめる美味しさも感じられる。

軽くトースト。

サクサク。香ばしさが増す。独特の酸味。ハードトーストっぽい。

サクッとした歯切れのよい食感ではない。ジュワッとキャラメリゼのような絡みつくような粘り気のある食感。

とっても美味しい。

感想

種類の違うパンを購入。全て美味しかった~。

六甲の地元の皆さんに愛されてるお店。駅から徒歩5分という好立地。遠方からのパン好きも訪問しやすい。

だがパンの種類が少なすぎ。いくら人気店でも10時で品薄はキョーガク。広々とした贅沢なスペースが却って寂しさを倍増させる。

セレクトには苦心。少し地味な見た目のパンが多い。お店の名前「プチ・ブレ」を冠したパンを購入予定だったがやめた。

丸いフランスパンでフルーツなどが入ったヤツ。さほど魅力的には見えず「バゲットでいいや~。」となった。

パンも美味しいがパン以外の素材もすっごく美味しい。素材へのこだわりや手作りにこだわる様子が伺える。

「プチ・ブレ」とは小さな小麦というイミ。その名の通り小麦へのリスペクトを感じる。小麦を大切に素材を大切に真面目にまっすぐにスクスクと焼き上げたパンという感じ。

シェフの想いはパンを通して六甲の人のみならず伝わってゆく。パンは美味しさの伝道者なんだなと感じるコトができた。