テレビの料理番組では、電子レンジを使った時短メニューが、もてはやされています。
おウチゴハンや時短メニューに欠かせないオーブンレンジ。機能も年々複雑になって、選ぶのも大変でゴザイマス。
ソレだけ便利になってゆくんですもんね。頑張って選んでいきましょう。
「ヘルシオ」の最新機種及び、以前に発売された機種の比較&説明をした記事はコチラ。


メーカーで絞ろう
とりあえず絞らんと。雲をつかむような話で、どうにもなりません。メーカーで絞ろう。今回は、大手メーカー4社から選びます。
せっかくなので、過熱水蒸気機能の付いたオーブンレンジについて、調べて行きます。
【シャープ】は「過熱水蒸気オーブンレンジ」もありますが、「ウォーターオーブン ヘルシオ」に絞ります。
- ヘルシオ【シャープ】
- 石窯ドーム【東芝】
- ヘルシーシェフ【日立】
- ビストロ【パナソニック】
ポイントは3つ。容量&スペック&便利な機能。
容量やサイズ、重量はとっても重要
容量というのは、家族の人数で分けると、こんな感じだそうです。
- 20L・・・・・ひとり暮らし
- 20~25L・・・2人家族
- 25~30L・・・3~4人家族
- 30L以上・・・4人以上の家族
大きく分けると、1段調理と2段調理。2段調理は30L。1段調理は22L~27Lが多いが、31Lや30Lの1段調理も登場。
容量というのは悩ましい。「一人暮らしだから、容量は小さくていい。」というような、単純な問題でもないのです。
容量は、スペックや機能にも直結。
2段調理になると、コンベクションオーブンとなる。庫内を熱風でムラなく仕上げる、アコガレの機能。置く場所や予算に余裕があれば、断然2段調理がオススメ。
その他、スペックや機能に関して、上位機種はやはり魅力的。だが、置く予定のスペースに入らなきゃ、どーしよーもない。
最近のオーブンレンジは・・・デカいです。
【東芝】は業界最小、奥行き39.9cmの薄型コンパクト。【パナソニック】は高さ45cmあれば設置可能。30Lクラスで業界最小の設置スペース。
コンパクトと言っても、そんなに大きく違うワケでもないんですが・・・ギリギリでダメだったりするケースもあるし、設置予定スペースの上に棚板がある場合、高さのチェックは必須。上方は、8cm~10cm以上、開ける必要があります。
各メーカーとも、上位機種は、左右・背面・ピッタリ置き可能。下位機種は、背面のみ、ピッタリ置き可能な場合が多い。
【シャープ】「ヘルシオ」は、全機種、左右・背面・ピッタリ置き可能。
【東芝】「石窯ドーム」や【日立】「ヘルシーシェフ」は、小さめの機種も、「ワイド&フラット庫内」。27Lの「ヘルシーシェフMRO-S7C」は庫内幅39cm。大きなお皿やピザ等が出し入れしやすい。
重量も大事。最新技術を搭載したモノは重い。レンジ台の荷重もチェックが必要。
1番重いのが【シャープ】「ヘルシオ」。1番重いので23キロもあります。
【東芝】「石窯ドーム」は21キロ。【パナソニック】「ビストロ」は20キロ、【日立】「ヘルシーシェフ」は18キロ(いずれも、上位機種・2段調理)。
加熱機能を比較してみよう
お次はスペック。オーブンレンジの要。加熱機能をチェック。
加熱機能は大きく分けて4つ。
- マイクロ波を利用した「電子レンジ」機能
- ヒーターで、庫内を加熱して焼く「オーブン」機能
- ヒーターの熱で、直接食品を焼く「グリル」機能
- 水蒸気を使って食品を加熱する「スチーム」機能
- 水蒸気を、さらに加熱、100度以上の気体で焼き上げる「過熱水蒸気」機能
それぞれの合わせ技もあり、機能は複雑に進化しています。
以後、説明する機能は搭載してない機種もありますので、気をつけてください。
電子レンジ機能
電子レンジなど、食品を温めるときに重要な役割を果たすのが、センサー。
主なセンサーの種類
- 赤外線センサー・・・食品から放出される赤外線量を感知して、食品の表面温度を測定、加熱時間などをコントロール。食品の体積が大きい場合、表面は温まっても内部が冷たいままになってしまう場合もある。
- 重量センサー・・・・総重量や加熱前後の重量差を測定し、調理時間を管理。重い食器を使うと重量差を感知しづらく、加熱しすぎる場合もある。
- 温度センサー・・・・庫内の温度を測定して調理時間をコントロール。オーブンやグリル機能を使っている時に活躍。
- 湿度センサー・・・・食品を加熱すると出てくる水蒸気量や、その変化を感知し調理時間を管理。ラップをして加熱すると蒸気が感知できず加熱しすぎることがある。
各メーカーの搭載しているセンサー
上位機種は複数の高スペックなセンサーを搭載してる場合が多い。機種によって搭載しているセンサーが違うので、注意が必要。
- ヘルシオ【シャープ】・・・64眼赤外線ムーブセンサー、らくチン!(絶対湿度)センサー、温度センサー
- 石窯ドーム【東芝】・・・・ねらって赤外線センサー(1024ポイント赤外線センサー/温度センサー)
- ヘルシーシェフ【日立】・・Wスキャン(重量センサー+センター赤外線センサー)+温度センサー
- ビストロ【パナソニック】・高精細・64眼スピードセンサー
「石窯ドーム【東芝】」は「ねらって赤外線センサー」。庫内1024ヵ所+空間をきめ細かくセンシング。「大型アンテナ」でムラを抑えて加熱。上手に解凍、飛び散りも解決。
温め機能は、はじけや飛び散りを抑える「おかずあたため」、すばやく加熱「ごはんあたため」、フライ等の温め直す機能「カラッとあたため」、「ふっくらパン(パンのあたため)」。
「ヘルシーシェフ【日立】」は食品の重さと表面温度をはかる、Wスキャン。8眼センサーが15段階にスイング(120分割)して表面温度を測る。庫内の温度が高くても、続けてオートの温めが可能。
飲み物を「飲みごろにあたため」、ラップの有無にかかわらず適温温め、「2品同時あたため」は、冷凍、冷蔵、常温、全ての組み合わせに対応(新機能)。
「ビストロ【パナソニック】」は、「高精細・64眼スピードセンサー」で、瞬時に食品の温度・分量等を見分けて、自動であたため・解凍。
お急ぎあたため「スピード機能」は、レンジ加熱のスタート後に、ワンボタンで高出力に切り替え、加熱時間を最大38%短縮(新機能)。「2品同時あたため(ねらって加熱)」では、冷凍・冷蔵を一緒に温め可能。
「ヘルシオ【シャープ】」は、食品から発生する蒸気を見張る「らくチン!(絶対湿度)センサー」と、食品の表面温度を見張る「赤外線センサー」搭載。容器の大きさや形状に関係なく検知。
市販の冷凍食品を、自動で程よく温め。ワット数や時間設定ナシ。庫内が熱いままでも、連続してレンジ加熱が可能。
解凍機能
- ヘルシオ【シャープ】・・・サックリ解凍/全解凍(レンジ+スチーム加熱)
- 石窯ドーム【東芝】・・・・お急ぎ解凍(少量50g~600g)/スチーム全解凍(少量50g~600g)/さしみ・半解凍(100g~600g)
- ヘルシーシェフ【日立】・・解凍(スチーム)(ひき肉、刺身など全8種類)
- ビストロ【パナソニック】・芯までほぐせる解凍(全解凍・半解凍)。
「ヘルシオ【シャープ】」は、スチーム解凍で、程よく解凍。「全解凍」と「サックリ解凍」が選べます。「食べごろ解凍」搭載。「冷蔵庫で半日」等、時間のかかるお取り寄せの冷凍食材を、水のチカラで解凍時間を短縮しつつ、ちょうどよく解凍。
「石窯ドーム【東芝】」は解凍が3種類。「お急ぎ解凍」は、挽き肉100グラムだと3分台で解凍。「スチーム全解凍」は低温スチームを使って端煮えを抑える。「さしみ・半解凍」は包丁が入りやすく中が少し凍った状態。
「ヘルシーシェフ【日立】」の選択できる解凍メニューは、8種類。「薄切り肉」、「ひき肉」、「ブロック肉」、「角切り肉」、「厚切り肉」、「しゃぶしゃぶ用肉」、「刺身・切り身」、「魚丸身・干物」。ムラを抑えて解凍。挽き肉はスグにほぐせ、薄切り肉はキレイに剥がせる。
「ビストロ【パナソニック】」はサイクロンウエーブ加熱で、食品の中心部分から、おだやかに解凍、解凍ムラを抑えます。
オーブン機能
ポイントは2つ。最高温度とコンベクション(熱風循環)機能をチェック。
2段調理はコンベクション(熱風循環)機能を搭載。ファンによって庫内の空気を強制的に循環させる機能。ヒーターだけでは加熱ムラが生じてしまうのに対し、コンベクション機能は加熱ムラを最小限に抑えることができる。
「石窯ドーム【東芝】」は、業界最高、350度の贅沢火力(運転時間は5分)。肉のおいしさやパンの膨らみが違う。加熱が早く予熱200度まで約5分。100度~350度。
特許技術「ラウンド石窯ドーム構造」。丸みを帯びた庫内の構造と「角皿スリット」で、熱風の対流が良くムラを抑えます。「庫内まるごと遠赤」で、食材の内側までじっくり加熱。
他のメーカーの上位機種の最高温度は300度や310度。一般的なモデルは250度。ただし、350度や300度といった最高温度は、約5分程度しか維持できない場合が多い。「ヘルシオ【シャープ】」は10分(上位機種)。
「ヘルシーシェフ【日立】」は、最高310度の機種も新登場。ダブル光速ヒーターとファンで、熱風を庫内全体に循環。ファンの回転方向を切り替え、熱風の流れを効率化。予熱が早く、200度まで約4分50秒。
「ヘルシオ【シャープ】」は、過熱水蒸気を熱源とし、最初から最後まで水で焼くコトができるウォーターオーブン。65~350度。最上位機種のみ65度から、他の機種は100度から。
「ビストロ【パナソニック】」は、庫内天井がフラットな「フラットヒート設計」。熱風をしっかり循環、ムラをおさえて焼き上げる。
手動のオーブン調理中に、お好みでスチームを入れられる「スチームプラス」搭載。火の通りやケーキの膨らみを良くします。低温70度~高火力300度までの幅広い温度設定。
グリル機能
グリル機能は、ヒーターによって食品を直接熱する調理方法。ちなみに、オーブンは庫内全体を均一な温度で加熱する。
「ビストロ【パナソニック】」は高火力両面グリル。予熱いらずの「大火力極め焼きヒーター」と、発熱する「ヒートグリル皿」。焼き網ナシ、裏返しナシ。
「ヘルシーシェフ【日立】」は、表面をこんがり焼き上げる「大火力平面グリル」。温度上昇が速い「ダブル光速ヒーター」で、すばやく予熱・調理。
「石窯ドーム【東芝】」は、湾曲した上部ヒーターの熱で焼き上げる「大火力石窯ドームグリル」。
スチーム機能
「ヘルシオ【シャープ】」はサビに強いステンレス庫内だから、大量の蒸気を満たした調理が可能。「本格蒸し物・低温調理」。「蒸し物」は100度、「ソフト蒸し」は65~95度。
「石窯ドーム【東芝】」は40度の「スチーム発酵」、35度~95度の「低温蒸し」、100度の「お手軽蒸し」がある。
「ビストロ【パナソニック】」は、蒸し器同様の蒸し上がりが可能な「スピードスチーム機構」。60度~95度まで、5度刻みで設定可能な「低温スチーム」で、漬物も塩もみ不要で素早く漬け込み、鶏ハムもしっとり。
「ヒートグリル皿」で蒸し焼き。冷凍うどんも解凍の手間なく焼きうどん完成。ゆで卵や温泉卵も、「ヒートグリル皿」に乗せたら、自動メニューにおまかせ。
トースト
ズボラな私は考える。「トーストひっくり返す」モンダイは、実に、重要なモンダイ。
「石窯ドーム【東芝】」と「ヘルシーシェフ【日立】」は、ひっくり返します。「ビストロ【パナソニック】」と「ヘルシオ【シャープ】」は、両面焼き。ひっくり返す必要ナシ。
「ビストロ【パナソニック】」は、「ヒートグリル皿」使用。「トースト」、「パンのあたため」「冷凍トースト」「スチームトースト」。固くなったパンを、ふんわり焼きたい時は、「スチームトースト」。
「ヘルシーシェフ【日立】」は、「トースト」、「スチームトースト」。レンジ加熱とスチームを組み合わせた「パンのあたため」は、「パン」と「惣菜パン」がある。
「石窯ドーム【東芝】」は、「トースト」、「冷凍トースト」、「スチームトースト」。市販のパンや冷凍バターロールが焼きたてのようになる「ふっくらパン(パンのあたため)」。
「ヘルシオ【シャープ】」は、「自動トースト」。表面は香ばしく、中はふんわり「焼き立てパンふんわり」。
お手入れ
レンジの掃除が1大イベントだったのは、今は昔。便利になってますヨ~。ほぼ、おまかせ。
「ヘルシオ【シャープ】」は、蒸気のチカラでカンタンお手入れ。「庫内クリーン機能」、「脱臭クリーンコート」に加えて、上位機種では「角皿・網クリーン機能」や「庫内乾燥機能」。
「除菌コース」搭載。キッチン用品や哺乳瓶を高温の蒸気で除菌。
「石窯ドーム【東芝】」はフラットな丸い天井、四隅も丸い庫内でお手入れラクラク。わずか3分の「手間なしお手入れコース」ですが、用途に合わせて、5分・10分も選べるように(新機能)。
独自の「とれちゃうコート(セラミックコート)」で汚れがつきにくい。角皿も「とれちゃうコート」でクッキングシートいらず。新機能「庫内乾燥コース」搭載。
「ビストロ【パナソニック】」は、調理と同時に汚れを分解。オートクリーン加工で、ベタついた天井がサラサラの状態に。自動お手入れは、「洗浄・水抜き/クエン酸洗浄/庫内/天井・脱臭」。「ヒートグリル皿」は、フッ素加工。サッと洗えて、お手入れカンタン。
「食器清潔」コース。ヒーターとスチームで、食器を除菌。
「ヘルシーシェフ【日立】」は、外して丸洗いできる、独自の「テーブルプレート」。庫内側面はシリコン系塗装。汚れが付きにくく落としやすい。「清掃・脱臭・水抜き」のお手入れコース。
各メーカーとも、自動お手入れコース搭載。
特徴としては、「石窯ドーム【東芝】」が、独自の「とれちゃうコート(セラミックコート)」採用。「ヘルシーシェフ【日立】」は、外して丸洗いできる、独自の「テーブルプレート」。「ビストロ【パナソニック】」の天井は、調理と同時に汚れを分解するオートクリーン加工。
除菌機能が付いているのは、「ビストロ【パナソニック】」の最上位機種と「ヘルシオ【シャープ】」の上位機種。「ヘルシオ」は最上位機種だけじゃなく、今年から「AX‐RS1A」にも新搭載。
各メーカーの主な特徴
ヘルシオ【シャープ】
水蒸気をさらに加熱し、100度を超える温度に加熱されたモノが「過熱水蒸気」。この「過熱水蒸気」を利用して、最初から最後まで水のチカラで調理。
水のチカラで、素材のおいしさをキープ。脱油、減塩、抗酸化作用のある栄養素を守り、旨み成分と甘み成分を引き出す(アスパラガスの旨み成分は約1.5倍多く、人参の甘み成分は約1.7倍多い)。
「まかせて調理」は、食材を角皿に並べて調理方法(4種類)を選ぶだけ。解凍いらず(冷凍・冷蔵・常温が一緒でOK)、レシピいらず(豚肉でも鶏肉でも魚でもOK)、はかりいらず(少ない量でも多くてもOK)。最上位機種は、下段で同時調理(副菜の温野菜や惣菜あたため)も可能。
最上位機種だけの機能は、他にもある。過熱水蒸気を直接噴射、高火力であぶる「あぶり焼き」。「あぶり焼き」と「低温調理」を組み合わせた「あぶり豊潤焼き」。「上段集中加熱(スピード調理)」は、「鶏の照り焼き」が約10分早く焼き上がる等、スピーディに焼き料理や蒸し料理が楽しめる。
惣菜やパン等を、おいしく温め直す「ヘルシオあたため(おいしさ復元)」。「揚げ物」、「焼き物」、「蒸し物」、「パン」、「少量蒸し物」。「少量蒸し物」は、最上位機種のみ。
分量設定が不要な、時短メニュー「らくチン1品」。「らくチン!ベジ」、「らくチン!煮物」、「らくチン!中華」、「らくチン!スープ」、「らくチン!リゾット」、「らくチン!パスタ」、「らくチン!カレー」、7種類のメニュー。
お弁当用冷凍食品(焼き物)と手作りオカズを同時に調理できる「お弁当用おかず」。異なる野菜を同時に調理できる「蒸し野菜(離乳食)」。複数の食品(レトルトカレー、生卵、冷凍ごはん)を同時に調理「レトルト食品&ゆで卵」。
ドアを閉める時、手を離してもスムーズに優しく閉まる、新機能「ソフトダンパー」。
「COCORO KITCHEN」は、AI(人工知能)とIoT(モノのインターネット化)を、組み合わせた「AIoT(シャープの商標登録)」に基づくキッチンサービス。
スマホと連携。購入後も新しいメニューを増やせる。「COCORO KITCHENレシピサービス」上の約1400のクラウドメニューからメニューを追加。「クックリスト」は、テーマごとにメニューをまとめたもので、「ヘルシオ」にダウンロード可能。
最上位機種は、調理履歴を学習し、よく使うメニューを、朝・昼・夜の時間に応じて、本体の操作画面に表示。「いつもの」キーで表示を切り替え。音声で、献立相談や操作ができる。
購入前も購入後も使い方をサポート、オンラインの「ヘルシオ教室」を開催。
石窯ドーム【東芝】
「石窯おまかせ焼き」は好きな食材を並べるだけ。分量、食材に合った温度と時間で調理、さらに、好みに合わせて仕上がり調節。「肉(ブロック肉や骨付き肉もオッケー)」、「魚」、「野菜」、「煮込み」に加えて、「グラタン」が新搭載。
東芝独自の「深皿調理」で、ご飯物、麺類、煮物、焼き物、煮込み、パン、スイーツ。
解凍不要で焼き上げる「冷凍から焼き物」。分量が変わっても自動料理「分量フリー自動メニュー」を新搭載。
自動メニュー「ゆで卵」、「半熟卵」、「温泉卵」が新搭載。
油や塩分をカットする「過熱水蒸気調理」や、オーブンと過熱水蒸気の合わせ技「ハイブリッド調理」。魚焼きグリルより26%減塩、フライパン調理より34%カロリーカット。
「糖質カットスイーツ」と「糖質カットパン」。マフィンは糖質約45%カット、ブラウニーは糖質約50%カット。お手軽糖質カットパンは糖質約20%カット。
ラップなしで、シュウマイ等をしっとり温める「スチームあたため」。惣菜の温め直しでも、作りたての食感「カラッとあたため」を新搭載。
時短・お手軽メニューも、充実。
「おつまみ1分」、「3分・5分・7分メニュー」、「分量おまかせ/スピードメニュー」。市販の冷凍野菜も、煮崩れを防いでおいしく仕上げる「冷凍野菜メニュー」。
「スピードピクルス」、「スピード茶碗蒸し」等、時間のかかる低温調理がすぐにできる「スピード低温調理」。食材を切って、深皿で混ぜて焼くだけ「スピード深皿メニュー」。
食材の下準備も、時短でカンタン「省手間メニュー」。「こねる」工程不要「お手軽パン」。レトルト食品や冷凍食品等を活用した「簡単調理」。
1度に複数の料理が作れる「同時調理」では、「簡単同時調理」や、深皿だけで1度に3品同時調理「3品調理」等。
見やすく使いやすい、5インチカラータッチ液晶(最上位機種)。
「IoLIFE」アプリで、ABCクッキングスタジオ開発の新着レシピ等、購入後もレシピが増える。レシピの栄養バランスが見られる「栄養バランスサポート」。スマホから手軽に加熱設定。スマートスピーカー連携で音声設定。
新機能は、スマホからレンジの「運転状況確認」、本体の機能をサッと確認「機能紹介」、「機器連携」は、スピーカー搭載冷蔵庫と連携すれば、レンジの運転終了等を音声でお知らせ。
ヘルシーシェフ【日立】
「熱風旨み焼き」は、冷凍からも、冷蔵からも、火加減おまかせ。レンジ、オーブン、過熱水蒸気、グリルを組み合わせたクワトロ加熱。蓄熱性の高いセラミック製のテーブルプレートで効率的に火力を集中。付け合わせの野菜も一緒に調理可能。
凍らせた作り置き食材をおまかせで焼き上げる「冷凍からラクラクメニュー」は、「熱風旨み焼き」、「焼き物」、「揚げ物」がある。
スチームとオーブンで低温を維持しながら、肉を柔らかく、しっとり仕上げる「やわらかメニュー」を新搭載。最上位機種のみ。
ボウルひとつで、メイン料理から副菜まで「簡単ボウルメニュー」は、耐熱ガラスボウルと耐熱プラスチックボウルに対応。ボウルの種類をオート判別。「野菜シャキシャキメニュー」、「最短1分スピードメニュー」、「煮物」、「いため物」、「スープ・だし・汁物」、「蒸し物」。「ゆで物」、「ごはん物・麺」。
「野菜シャキシャキメニュー」では、チンジャオロウスーのピーマンの歯ごたえ、約41%ポイントアップ、ビタミンCの残存率、約4.7%ポイントアップ。
下ゆでも火加減おまかせ。「葉・果菜」、または「根菜」を選んで、ラップで包んで加熱するだけ。
レシピサイトや食品メーカーの人気メニューもオートで手軽に活用。「クックパッド殿堂入り」、「味の素」、「カゴメ」、「キッコーマン」、「キューピー」。
スマホでつながる「ヘルシーシェフアプリ」。おすすめレシピを、毎日提案。献立決めをサポート。「配信レシピ」でアプリのレシピが増える。日立の家電がより便利に使える家事サポートアプリ「ハピネスアップ」。
わかりやすい液晶表示と操作部。最上位機種は「大型カラータッチ液晶(5インチ)」。よく使うレンジが簡単操作、前回選んだ出力(W)を記憶。使い方や付属品をわかりやすくガイド。
「MRO‐W1B」は、よく使うメニューを登録。簡単呼び出し「マイリストボタン」を新搭載。
ビストロ【パナソニック】
冷凍でも常温でも、一気に焼き上げる「凍ったままグリル」。上段で焼き物、下段で煮物や汁物等、異なるメニューを同時調理「合わせ技セット」。時短調理「10分メニュー」。
麺やご飯メニューを搭載「蒸し焼きメニュー」。1度に4人分まで調理可能。
主菜も副菜もおまかせ「ワンボウルメニュー」。下ごしらえした材料を、耐熱ガラス製ボウルに入れるだけ。「パスタ」、「シチュー」、「中華」、「フレンチ」、「煮物」、「やみつき野菜」、そして、「エスニック」メニューが新登場。
「発酵」機能。30度~65度まで、最大8時間設定が可能。ヨーグルトや甘酒を手作り。
「キッチンポケット」アプリと連携。「レシピ検索」、気になるレシピを見返す「マイリスト」、食材管理「買い物リスト」。
買った後もスマホでメニューが増やせます。レシピブックにない新しいメニュー「オレンジページ」、「辻調グループ」、さらに、「タサン志麻」さんとのコラボレシピを配信。
「タサン志麻」さんは、「きょうの料理」でもお馴染み、「予約のとれない伝説の家政婦」としてメディアで注目されています。ビストロ愛用者だそうです。
デジタル体験教室「ビストロ ライブキッチン」は、レシピ動画で人気の「DELISH KITCHEN」とコラボして、ビストロを使ったお料理を実演するオンライン教室。
「音声プッシュ通知」は、テレビ等、スピーカー搭載家電と連携させることで、離れていても運転状況を音声でタイムリーにお知らせ。家事の効率化をサポート。
調理後の熱くなった庫内温度を、ファンを回して冷めやすくする「庫内を冷ますコース」搭載。
お子様がボタンやダイヤルに触れても、操作を受け付けないようにロック「ロック機能(チャイルドロック)」。ドアが閉まる手前で手を離しても、優しくスムーズに閉まる「ソフトダンバー」採用ドア。
庫内灯は、2段調理でも見やすい2灯。調理中にオン・オフが選べます。
画面は3種類。標準タイプ、イラスト入りカラフルタイプ、落ち着いたトーンのタイプからセレクト。
新しいオーブンレンジのカタチ、「マイスペック」オーブンレンジ。「NE-UBS5A」。
基本は、レンジ・オーブンだけのシンプル機能。必要になったタイミングで、別売アタッチメント(グリル皿、スチームポット)を購入して、アップデート。
オーブンレンジの情報は、下記サイト及び、各メーカー公式パンフレットを参考。
オーブンレンジの買い時、選ぶポイントはこれだ!【2015初春】 – 日経トレンディネット
感想
年々、電化製品は、進化を遂げていますが、中でも、ワクワク&エキサイティングなのが、オーブンレンジじゃァないでしょ~か?
どのメーカーも、準備カンタン「食材を並べるだけで、後はおまかせ」みたいな機能を、最大限にアピールしております~。
私は、【シャープ】の「ヘルシオ」を買いました~。
「まかせて調理」。冷凍肉と野菜と麺を並べて、焼きそばを作ったり・・・したのは、最初だけでしたねぇ。
今、よく作るのは・・・トースト、焼きたてパン温め、炊飯、ゆで卵、温泉卵、トンカツ、唐揚げ、焼き豚、肉じゃが、ローストチキン、惣菜温め、冷凍食品温め、レトルト温め、ナドナド。
使い方は、シンプルに、なっちゃってま~す。
ノンフライのトンカツや、焼き豚、ローストチキン等の焼き物も、最高。「焼きたてパン温め」の、「フランスパン」は、マジ、焼き立ての再現です。
なにげに、ウレシイのが、「冷凍食品温め」やら、「レトルト温め」。パッケージに書いてある、メーカー推奨の加熱方法(レンジ)より、「ヘルシオ」におまかせ(スチーム)が、美味しいんです~。
ご大層な機能があっても、使わなきゃイミないワケで・・・冷静に、ライフスタイルやら希望を、考えてみる必要が、あると思います。
オーブン料理を、存分に楽しみたい人なら、「石窯ドーム【東芝】」。350度の高火力。こねずに、混ぜるだけで、手作りパンができる「お手軽パン」も、搭載。好きな食材、分量で、温度も時間も、おまかせ「石窯おまかせ焼き」も、あります。
「ヘルシオ【シャープ】」は、ウォーターオーブン。減塩、減油、低酸素調理など、ヘルシーさを追求するなら、やはり「ヘルシオ」だと思います。
ただ、他のメーカーも過熱水蒸気調理は搭載。ヘルシーさもアピールしています。
「ヘルシーシェフ【日立】」は、火加減おまかせ「Wスキャン調理」。重量センサーを搭載してるのは、【日立】だけ。結構難しいのが「解凍」だと思うんですが。
冷凍する時、ちゃんと広げて冷凍すればいいんでしょうねぇ。ちゃんとした時の解凍機能(ヘルシオ)に感動したコトもあります。大抵は、小分けにする時、丸まっちゃってるんで・・・割と、めちゃくちゃ。
「ヘルシーシェフ【日立】」は、「薄切り肉」やら「ブロック肉」「角切り」等、きめ細やかなのがいいなぁと思いました~。
お手入れのしやすい丸洗い「テーブルプレート」も、【日立】だけ。
「ビストロ【パナソニック】」の「食材を乗せるだけレシピ」は、「凍ったままグリル」。他のメーカーが、メイン機能としてアピールしているのに比べると、地味っぽい。「ヒートグリル皿」や両面焼きのパワー等をアピール。シンプルな焼き物等が得意そうです。
「エコナビ」や、「チャイルドロック」、「庫内を冷ますコース」等、きめ細やかな心配りを感じます。「ワンボウルメニュー」等、時短メニューが充実。女性や子育て世代に優しい感じですかね。
若い世代向けと言えば、「ビストロ【パナソニック】」の「マイスペック」オーブンレンジ。
最初のキホンは、レンジとオーブンのみ。「必要ない機能までイラナイ」という方には、シンプルでいいし・・・アトから、必要になれば、別売りアタッチメントを購入。グリルやスチームをアップデート。
別売りアタッチメントは、グリル皿やスチームポット。スチームポットは、楽しそうな感じ。使ってみたいです。
やはり、オススメは、「ヘルシオ【シャープ】」。
機能だけじゃなく、デザインもスタイリッシュ。まるで、タイムマシンのような、SFちっくなスタイルは、キッチンに映えるコト、間違いなし。「2023年度 グッドデザイン賞」を受賞・・・とは言え、他のメーカーも過去に受賞しているようです。
惣菜を温める度、トレーに、たっぷり、油が落ちてるのを確認。ニヤつく私。全然、痩せてないのが、フシギで、しょーがない。デモ、コレからです。来年は、きっと、がんばりますヨ~。
ハッピー・オーブンレンジ・ライフゥ~。コレからも、私の代わりに頑張ってね、オーブンレンジちゃん。